宇都宮大学のDE&I

本学では、「幅広い教養と行動的知性を備え、未来の社会を拓き支える人材」の育成を教育目標としています。その達成のためには、性や年齢、国籍・民族などにとらわれず、多様な「知」と「人材」が集まることが重要であり、そこから新しい発見や価値が生まれ、社会の好循環がもたらされるものと考えています。
このような考えのもと、女性研究者に対する支援として，平成24年度に男女共同参画推進室を設置し、学内の男女共同参画意識の醸成と共に、女性研究者の仕事とライフイベントの両立支援に取り組み、平成30年度からは組織を再編してダイバーシティ研究環境推進本部を立ち上げ、女性研究者の積極的な海外派遣や上位職登用についても取り組んできました。
一方で、障がい学生に対する支援として、平成28年度に障がい学生支援室を設置し、障がいの特性に応じた学びの提供に取り組んできました。

そして、この2つの柱となる取り組みを発展的に統合させ、これまで以上にダイバーシティ（多様性）、エクイティ（公平性）、インクルージョン（包摂性）を踏まえた環境を醸成し、多角的に推進するための組織として「ＤＥ＆Ｉ推進センター」を令和6年度に設置しました。
多様な人材がそれぞれ尊重され、本学の構成員一人ひとりが能力を存分に発揮できる大学へと発展させて参りたいと思いますので、今後とも皆様の一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

DE＆I推進センター長　松金 公正